ピアノを弾くということ
2025年10月16日
人間には「非認知能力」というものがあるらしい。
とある先生から教えていただいたのだが、私はこのワードを全く聞いたことがありませんでした。
学力やIQと違い、数値化が難しい内面的な能力の総称なのだそうだ。
「非認知能力」が高い人は学校の成績だけではなく、社会人になってからのキャリアや人間関係構築においても
優位性があるとの報告がある。(文科省)
ピアノ演奏は、この「非認知能力」が
どうやらものすごく鍛えられるらしい。
感情のコントロール、コミュニケーション能力、ストレス耐性や挫折からの回復
問題解決能力、好奇心、自発性、自己肯定感、想像力などなど
調べてみれば、ああ・・・本当にピアノを弾くということそのものだ、と思いました。
一般的によく知られている脳の機能としても、感情や思考に関わる小脳、暗譜などの記憶に関わる海馬
運動野・聴覚野・視覚野など、ピアノ演奏ではどこもかしこもフル稼働しているし
そりゃ、お腹も減りますな。
10月は発表会やコンクール、合唱祭の伴奏など、本番をむかえる生徒さんも多い時期ですね。
様々な本番に向けてこれまで練習を積み重ねてきたことと思いますが、仮に本番で納得がいかず失敗しようとも
数値化できない能力は確実に育っているのだと思います。
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